【JP】10月の贈り物   by Tomoko またいとこのブログ(日曜日ごとに発信)第 1 章 2020 疫病の年  10月の放談


 10月の贈り物


           2020.10.25 by Tomoko  


 子供の秋休み



フランスでは11月1日の万聖節(la Toussaint)を挟んで、2週間の秋休みがある。両親が共稼ぎの場合は、子供たちの面倒は誰かに頼まなければならなくなる。我が家でも孫たちが親元を離れ一週間を過ごした。子供を預かるとなると、いろいろ活動させなければならない。知り合いの子供たちも来て、折り紙教室をやった。この子供たちとは、娘息子が通っていた村の小学校の同級生たちの子供たちなど。月日の経つのは早い。折り紙はフランスでも広まっており、人気がある。


 



パジャマのままチェスで遊ぶ孫。
 お休み中だからまあいいか。






嬉しい出会い

10月は人に会う機会が多かった。よく会う友だちもさることながら、久しぶりに会う友人もいた。その人たちの子供たちは、私の娘や息子の幼稚園、小学校の頃のお友達だったが、大人になり、思い思いの人生を歩んでいて、連れ合いや子供がいる人がほとんどになった。『・・・ちゃんはどうしてるの』と聞くたび、いろいろな答えが返って来て、頼もしかった。
これら若い人たちは、高度な教育を受けているが、総じて勤め人でない人が多い。それは私の友人たちがそこに価値を置かないで育てたからなのか、とにかく皆自分の好きなこと、やりたいことを追求しながらしっかり生きているのに感心した。

ちなみに、ローザンヌ近くのMorges(モルジュ)というレマン湖沿いの美しい街にある、書店Le Petit Princeのご家族とは、ずっとご無沙汰していたがご夫婦にお会いできた。日本人のご主人は脱サラで、好きな読書ができる本屋さんを経営しておられる。




Emilyの誕生日

エミリーは息子が村の小学校で同級生だった。お父さんと同じく自由人。
オーボエが専門だったが、自作のスペクタクルや楽器演奏などで何とか生活の糧を得ている。定住場所を探すのに、ずいぶん時間がかかった。南フランスで、普段は暮らしているが、誕生日パーティーを実家のあるわが村で行うため、友人のジャズバンドを連れてきた。このパーティーでは、コロナ禍も忘れ、皆で踊ったり飲食したりしたので、ちょっと危険だったかも。







                                                                                        

    秋の食べ物

市場の地中海産?の小鯖。あまりの輝きに魅せられて沢山買ってしまった。



我が家の夫や息子の収穫野菜。かぼちゃは日本かぼちゃの種からできたもの、10数個ぐらいはできたかな。ビーツ二種は根の部分はあまり大きくならなかったが味は良い。葉の部分は豊富で、ホウレンソウ代わりになりおいしい。馬糞が肥料の純粋なオーガニック野菜である。



Lise Cassani さんのアトリエ





Liseさんはフランスのオートサヴォワ県の森の中で一人暮らしている陶芸家である。彼女の陶器が大好きで、最近知り合いになった。とても気が合う。

アトリエや高温の陶器を焼くお釜など見学しているうち、人の声を聴いて人なつっこいノロジカが現れ、じっとこちらを見ていた。ノロジカは夜行性で、普通は昼間には現れないらしいのに。




コメント

このブログの人気の投稿