JP 台所のシュワサカサン  by Chiyoko またいとこのブログ(日曜日ごとに発信) 第1章 2020疫病の年 8月の放談   

                                                       

                        台所のシュワサカサン

2020.08.07 by Chiyoko


TomokoさんがBioをテーマにしておられたので、私も今回は自然農や発酵食品にこだわる友人yumikoさんと、発酵食品しゅわさかさんをご紹介します。


■キゲンジのyumikoさんを訪ねて
久しぶりにyumikoさんを訪ねた。yumikoさんはある地方都市の郊外にある古民家の住人だ。明治はじめにこの家を作った人の名前をとってキゲンジという名の会を設け、ここを拠点として会員向けの様々なイベントをしている。久しぶりに会ったyumikoさんはこの前会った時よりも日焼けしていて、声にハリがあり、いつにもまして元気そうだった。私たちの到着を待っていてくれたyumikoさん、私たちが荷物を下ろすのももどかし気に、はじけるように近況報告を始めた。最近、発酵食品にと自然農法に熱心に取り組んでいるという。

■健康と自然とyumikoさん
少し前までのyumikoさんは、発酵玄米食を私たちに強く勧めてくれていた。一度に1升の玄米と小豆を混ぜて炊く玄米ご飯は、専用の保温器に保管し、発酵を待つ。三日目ごろから発酵が進み1週間くらいはそのまま食べられる。もっと時間が経過しても、おいしいし、体のためにも良いという。梅干しと麹漬のキウリとおにぎりにした発酵玄米ご飯を食べると、胃腸の調子もサッパリする。私もその玄米食を少し実行したが、どういうわけかあまり長続きしなかった。

■yumikoさんの健康法
yumikoさんにはこれまで玄米ご飯の他にも、いろんな健康法を紹介してもらった。「冷えとり」健康法というのでは、靴下をたくさん重ねバキして足を冷やさないという方法だった。当時私の家族が大病をした後だったので、この健康法勧めてもらい、体にいいことは何でもやってみようと考えた私は、靴下と共に進められたドイツ製の素晴らしく履き心地の良い靴を買った。とれたて野菜の宴会料理も、yumikoさんの体と心の健康法に含まれている。今回はyumikoさんの畑でとれたソバをyumikoさんが打ってくれたソバをいただいた。材料のソバ粉だけでなく、ソバ打ちに使う打ち粉にまでこだわっているという説明を聞くと、そのソバをいただくだけで、体内にたまった化学物質が除去されるような気分になる、おいしいぶっかけソバだった。yumikoさんのところに行くといつも、こうして何か体に良いことを教えてもらえるのは嬉しい。

■今回は、しゅわさかさんで
今回。コロナの最中なんだけれども、yumikoさんは元気ハツラツだった。到着するや早速、何やら素敵なお膳を出してくれた。暑い日だったので、出していただいた飲み物を私は早速飲んだ。ほのかに甘くて微かな酸味とショワッと優しい発泡感。美味しい!そう叫んだ私にyumikoさんはわが意を得たりとばかり、飲み物の説明をしてくれた。



■しゅわさかさんとは…
「これはシュワサカサン。砂糖水を足しては常温保存、飲み物として飲むといいのよ。発酵するのよ。」 そういいながらyumikoさんが持ってきてくれた小さいペットボトルには、ヨーグルトノホエーみたいな白濁した液体が半分くらい入っていた。yumikoさんの説明が続く。「今chiyokoさんはしゅわさかさんが美味しいって言ったでしょ。ということは、chiyokoさんにはしゅわさかさんがあってるんだわ。口に入れて甘さを感じるのは、体にどこか不調があるのかもしれない。」

■私の自覚症状としゅわさかさん育成
そう、私は最近元気が出ない。カラダのあちこちに不具合があって…、とぐちっぼくなった私に、yumikoさんはたたみかけた。「お砂糖を水に溶かしてしゅわさかさんに足せばいいのよ。砂糖水はしゅわさかさんのエサ。そこらにおいてると、発酵がすすむからはじめはちょっと甘酸っぱい、酸味が増してきて、もっと進むとシュワがでてきて、最後はお酒になる。また砂糖水を足して、ずっと使える。これ(しゅわさかさん)は売ってはいけないものでね、誰かに分けてあるものなの。だから、小さいペットボトルあれば、分けてあげる。砂糖水の砂糖は黒砂糖がいい。白砂糖は白くするために石灰とかいろんな化学物質が入ってるから、よくない。そこんとこ、気をつけてね。砂糖100gに水10 リットルの割合でね。しゅわさかさんは発酵がすすむとシュワシュワが出る。だから、ビンの蓋をきちんと閉めると爆発?だから、持ち帰る時は、ビンの蓋は少しゆるめておいて。」

■帰宅したしゅわさかさん
yumikoさんの住む町からしゅわさかさんを携え私は無事帰宅した。途中でひっくり返ったり漏れ出したりすることもなく、しゅわさかさんは我が家の流し台の傍らで、常温で放置されることになった。ビンは移動中のものから台所常温保存向きのガラス瓶に変更となり、中1日を経たしゅわさかさんは、少しシュワシュワが始まり、仄かな酸味が加わってきた。これを通り越すとお酒になると聞かされたな。それにしても、yumikoさんに言われた通り、黒砂糖を手に入れてこよう。体に優しい発酵食品、しゅわさかさんとは、これからも長くお付き合いしていこうと思う。(今回ここまで Chiyoko 200807)


◆追伸 しゅわさかさん、4リットルの「豪邸」に引越し

8月9日 しゅわさかさんは4リットルの「豪邸」に引越し、沖縄黒糖+岩塩の「えさ」をもらい、元気で豊かな湘南暮らしを始めた。

Chiyoko 200810




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