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  【 JP/FR 】 コ ロナ禍のなかでの執筆   Écrire par temps de Covid 19  byTomoko   またいとこのブログ  (日曜発信) Blog de deux cousines, Chiyoko et Tomoko   Mataitokos' blog (Cousins' Blog) is published every Sunday .   第 2 章 2021 疫病は続く  1月の放談   コ ロナ禍のなかでの執筆 2021.01.17 by Tomoko  2021 年 1 月も半ば過ぎた。暖冬の年が続いていたこの地域では、昨今雪がしきりに降っている。フランスは昨日から夜 18 時以降翌朝6時までは罰則付きの外出禁止令が全国に発出されている。日中の外出は、許されているものの、国境向こうのスイスも含め、レストランや喫茶店はもうずっと閉鎖されていて、2月半ばまで映画館、劇場、美術館なども閉鎖、うら寒い世の中になってしまった。人が触れ合う楽しい場がなくなってしまっているのは、何とも悲しい。 自己主張の強いフランス国民にいたっては、これは前代未聞の規律の強制である。 しかし、祖国追放感を、疫病を通してますます強くしている日本人の私にとっては、そういった権威による禁止令が自分の暮らしを変えたわけではない。フランス国の指令には一応従っているが、指令を絶対の正義とも思っていない。 ■コロナ禍のなかでの執筆  散歩は瞑想の時間 2020年6月から、Chiyokoさんとブログを定期的に発信するようになってから、毎週の自分の変化を記録する機会になり、このコロナ禍にあって、執筆という活動が自分の軸となっている。他人にとってはどうでもいいことかもしれないが、それでいい。 私には、執筆という行為自体にかける時間より、考えている時間がほとんどといってよい。雨でも雪でも風が吹いていても、毎日散歩に出て、考えながら歩く。すると時間がすぐ過ぎていき、気がつくと、Uターンの場所と決めている道の分かれ道にある大きな石に行き着き、それをタッチしてまた元に戻る。散歩は私にとっては瞑想の時間である。 昨日は途中で、子供たちがお互い小学校で一緒だった旧知のご夫婦と久しぶりにばったり出会った。「みんなお元気ですか」とか「まあ、Covid19とは共生するし